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■エルシャダイやってみた

4/28に発売されたエルシャダイ(PS3版)をクリアしました。
累計プレイ時間25時間程度の段階でのまとめ・感想を書いておきます。
なお、ネタバレを大量に含んでおりますのでご注意下さい。

↓問題ない方は下へスクロールしてください↓





















●クリアまでの時間:8時間弱(難易度NORMAL)
 プレイ開始からおよそ1時間の所でルシフェルが「早ければあと7時間位でクリア出来るんじゃないかな」と言っていましたが、大体その通りになりました。
 ちなみに、一度クリアするとムービーシーンをスキップ出来るようになります。攻略法を大体理解した状態でムービー全スキップで2周目に臨んだところ、約5時間でクリア出来ました。ボス戦でミスったり転落死したりしてるので、まだ短縮できそうです。


●良い点
・グラフィック
 他に類を見ない斬新な風景描写。決してリアルである訳ではないものの、幻想的で変化も豊富。

・音楽
 全編通してクオリティ高いです。一押しはサリエル戦のBGM。Chap10のフィールド曲もなかなか。

・オートセーブ
 シームレスかつ頻繁に行われるので、いつ中断しても大丈夫だ、問題ない

・ルシフェル(の中の人)
 PVのあのノリのままブレない。

・バイクステージ(というかChapter06という存在そのもの
 「ゼル伝風のタクトをやっていたと思ったらいつの間にかF-ZEROになっていた」
 とか、
 「ドラクエ9をやっていたと思ったらいつの間にかFF13になっていた」
 …とか、そんな感じ。
 良い意味で予想外でした。
 ただ、章そのものが短かったのはちょっと残念。

・アルマロス
 第四の堕天使。
 登場演出、バトルの動作など、様々な点で腹筋崩壊。
 しかしネタキャラでありながら堕天使の中で一番真人間。
 フゥゥォォォオオオオオオオーンッ。


●惜しい点
・バトル
 「攻撃、ジャンプ、防御、浄化の4ボタンしか使わないシンプル操作」でありながら長押し・同時押し・ディレイ(遅めに攻撃ボタンを押す)等により攻撃にバリエーションを持たせており、簡単操作でスムーズなアクションを行えます。
 PVでも注目されていた3種類の武器(「アーチ」、「ベイル」、「ガーレ」)はそれぞれ特徴がよく出ていて違った面白さがあります。
 残念なのは戦う相手が代わり映えしないこと。
 雑魚敵はアーチを使うAタイプ、ベイルを使うVタイプ、ガーレを使うGタイプ、3種のどれかを使う人間兵士の4種類で、ゲームを進めても出てくるのはそれの色違いのみ。攻撃頻度やガード能力は強化されているようですが、攻撃パターンは変化なし。
 一方ボスクラスである堕天使戦はというと、攻撃パターンは比較的豊富でそこそこ面白いんですが、アザゼルさんとエゼキエルさんが道中であまりに頻繁に出現し、しかもそのほとんどが負けても構わない戦闘なので緊張感がありません。


●悪い点
・ジャンプアクション(3Dステージ)
 ジャンプして穴を飛び越える場面が数多くありますが、その際距離感がものすごく掴みにくいです。
 例えるなら、カメラを操作できない状態でマリオサンシャインのアスレチックステージをやらされている感じ(直前からリトライできるのが救いですが)。
 アーチを装備していれば滑空によって落下スピードを抑えることができますが、その制御も決して簡単ではなく。
 現在3周くらいやってますが、未だに距離感が掴めません。
 右スティックによる視点移動などがあればそれだけで大幅に改善しただけに非常に残念。
 操作をシンプルにするのはいいですが、そのために視認性が犠牲になってはマズいでしょう。

・Chapter08(グラフィック、地形)
 エルシャダイのグラフィックは、多くのステージで画面の最も手前に独特のレイヤーが置かれているんですが、Chapter08(冥界ステージ)ではそのレイヤーの特殊効果があまりに強烈で、足場の視認性が大幅に悪化しています。これに加えてChapter08には本作屈指の難易度を誇るジャンプアクションパートがあり、上述の距離感の掴みにくさと相まって極めて理不尽なステージになっています。

・シナリオ
 正直これが一番残念でした。
 端的に言って消化不良、不完全燃焼。

 本作のシナリオを極めて大雑把に要約すると、
chapter01
 セムヤザ率いる七人の堕天使を探し出し捕縛するべくイーノック出撃。300年の旅の末、堕天使の拠点であるタワーを発見。
chapter02
 タワー内部に突入。
chapter03
 エゼキエル階。
 唐突にナンナ登場。ボスは豚二頭(Foola&Woola)。
chapter04
 サリエル階。
 ネフィリムがいっぱい。ボスはサリエルで、撃破後捕縛。
chapter05
 バラケル階。
 炎のネフィリムが暴れている。
 ボスは炎のネフィリム。
 バラケルは炎のネフィリムに喰われて既に死亡していた。
chapter06
 アザゼル階、というかF-ZERO階。
 ボスはトランスフォーマーのような物体。
chapter07
 アルマロス階。イッツショータイム。
 ボスはアルマロス。
 撃破後、唐突に現れた冥界の王ベリアルによって闇に呑まれたナンナを救うため冥界に飛び降りたイーノックを救うためアルマロスも冥界へ
chapter08
 冥界。
 操作キャラはアルマロス。
 ボスはケガレによって闇堕ちしたイーノック(ダークイーノック)。
 撃破後、イーノックはルシフェルにより救出されるがアルマロスは冥界に置き去りにされる
chapter09
 イーノックの精神世界(?)。過去に戦った敵と再び戦いながらケガレを清め、迷いを断ち切る。
 イーノックが意識を取り戻す直前、ナンナがイシュタールとして覚醒する
chapter10
 アラキエル階。
 覚醒したナンナがエゼキエルと戦っている。アラキエルはいつの間にか死亡していた。
 ボスはエゼキエルで、撃破後捕縛。エゼキエルとの戦いでナンナはケガレに侵され瀕死だが、イーノックは何故かスルー。
chapter11
 セムヤザ階。
 ボスはアザゼルで、撃破後アザゼルはいきなり現れたダークアルマロスによってトドメを刺される。
 そのままダークアルマロスと戦闘。
 撃破後、アルマロスは消滅(?)。
 イーノックは瀕死だったナンナを浄化し、セムヤザが潜んでいる生命維持装置に向かう。
 生命維持装置の中には誰もおらず、セムヤザは堕天の衝撃の為か、既に消滅していた。
 イーノックはタワーの機能を停止させ、任務完了。
(以上)


 つまり、倒すべき敵である7人の堕天使(エゼキエル、サリエル、バラケル、アザゼル、アルマロス、アラキエル、セムヤザ)のうち、実に3人がそもそもゲームに登場することなくいつの間にか死んでいるという。

 大きな犠牲を払って堕天したにもかかわらず、滅びる運命に抗えなかった堕天使達の悲哀とかそういったものを表現したいのかもしれませんが、堕天使のセリフがあまりに少ない、というか3人に至っては無いため感情移入するのも難しいのです。

 主人公が倒す前に何らかの要因で死亡していたという展開そのものは悪くないですが、7人中3人も勝手に死んでいたのでは、ゲームとしては興ざめもいいところ。

 特にセムヤザに関しては本来ラスボス、そうでなくとも「真の黒幕」への鍵になったりするべきポジションにいるわけで、当然プレイヤーも彼との戦闘を覚悟した上でchapter11を攻略する訳です。そこで前座として立ちはだかったアザゼルと戦い、突如横槍を加えてきたダークアルマロスを退け、ようやくセムヤザと対面……かと思いきや、「既に死亡していた」。おまえもか、と。
 で、そうなったからには、このまますんなり終わるわけがない、これまで散々何かを企んでいることを匂わせていたルシフェルがついに正体を明かし、真相を語るに違いない……と思いきや、そのまま何事も無くスタッフロール。
 この時点でようやく、ラスボスの前座の邪魔に入ったと思っていたヤツが実はラスボスだったという衝撃の事実が判明するわけです。
 初めてクリアしたときは、いきなりスタッフロールが流れ始めて愕然としました。これで終わっていいのかよ、と。


 具体例は省きますが、あれほど思わせぶりで裏切りを匂わせる素振りをしていたルシフェルがただのセーブポイントだったなんて納得できるワケもなく。
 こんな後味の悪い締めにするくらいなら、ルシフェルが最後に裏切って堕天使となりイーノックと最終決戦という誰でも思いつく超ベタな展開の方がよっぽどスッキリしたような。そもそもLuciferなんだし。


 それ以外にも、イーノックが迷いを断ち切る過程にchapter09をまるごと使っていますが、結局彼が何について迷っていたのか全く述べられません。これが「語らずに表現する」手法だと言われるとそうなのかもしれませんが…。
 そもそもイーノックが「大丈夫だ、問題ない」「一番いいのを頼む」以外一言もしゃべらないのが大きな原因ですが、それなら尚更何らかの形での補足が必要でしょう。


 その他にも、chapter05に出てきた"使者"に関する伏線が皆無だったり、ナンナがすごく棒演技だったり、chapter間の紙芝居が本編と比較して妙に安っぽかったりと些細な突っ込みどころは色々ありますが、全体としてまとめると、グラフィックやBGMは一級品で、アクションとしてもそれほど悪くないものの、イーノックやルシフェルの設定を初めとした非常に魅力的な素材をいまいち活かしきれず、中盤までの盛り上がりを上手く締めに持って行けなかったもったいない作品という印象です。

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プロフィール

じお

Author:じお
東大ゲーム研究会所属の院生。
STG(縦弾幕ほか広く浅く)、音ゲー(jubeat、弐寺、ダンエボなど)を中心にゆるめにやってます。
あと下手の横好きでお絵描きも。

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